どうも、おはこんばんちは。
数多ある水草。どれもこれも特徴的な見た目や育ち方をして楽しませてくれます。
管理人はレイアウトされた水槽というのも好きですが、どちらかというと水草が生き生きと育つダッチアクアリウム的志向が好きです。その中でもエキノドルスはやはり別格の存在と言えます。

そんなエキノドルスを室温(水槽にヒーターを入れない)で栽培できないかどうか、これから一年間かけて栽培していきたい。そんな企画を立ててみました。
さて、管理人が住んでいる地域は冬になると気温がマイナスまで当然のように落ちます。外でバケツに水を張っておこうものなら日陰ならどんどん凍っていってしまうくらい寒いわけです。
ただ、日向に4時間から5時間ほど晒される場所だと凍り続けることも珍しいくらいに日中の日差しが強い地域でもあります。
こんな環境で南向きの我が家の庭先に古い60㎝水槽を出し、トリミング屑なんかを植え付けていた水槽があります。この水槽は当然冬になると水面下2㎝~3㎝は当り前、5㎝位凍ってしまうこともありますが、なんとエキノドルスの越冬を確認しています。

画像があまりきれいな写真ではなくて申し訳ないですが、GWの時に撮った屋外水槽の水面です。
右下の枯れた茎が去年の残骸で、中央に映っているのがエキノドルスジャングルスターNo.1の水上葉です。
設置後2年間、つまり2回の冬越しで、水上葉になっている部分はすべて枯れ落ちるも、株元が生きており春先になると新芽がたくさん生えてくる強靱性を目の当たりにしていました。
「これ、室温なら10度くらいは絶対あるし、室内ならヒーターいらないな」と思ったのは今年の3月頃です。
先日のそうして始まったのがエキノドルス室温栽培計画なのでした。

まずは水槽データを載せさせていただきます
・GEX グラステリア900
水容量約160リットルで一般的な水槽サイズよりも高さがあるので水草育成に向いた水槽だと思います。
・底床 田砂
・濾過 ニッソー バイオフィルター60(使用底板1枚)
底面フィルターは生物ろ過システムの要です。
・照明 アクロ TRIANGLE LED GROW
水槽照明で値段と育成能力がかなり良い商品。
大変”分かった”作りをしているので使いやすいですが、デザインもう少しかっこよくてもいいかな。
セッティングは
①底面フィルターをセット。
②底にマジックリーフ8枚
※枚数適当です。立ち上げ時の低PH維持、大磯砂に混じっていた貝殻などの成分溶出狙い。
③大磯砂(背面)、田砂(前面)を敷き詰める。
④エアレーション分岐接続(水槽をまとめて置いてあるので、ブロアー回してます)
⑤照明設置、CO2吐出口設置

※CO2の溶解率を高めるため、後からポンプも付けました。
以上です。
所要時間は水槽の設置を除けば20分くらいでしょうか。90㎝オールガラス水槽は重いです……。
メインとなるエキノドルスの元株は、金魚と同居させ調子を崩してしまったものを引っこ抜いてきました。



ご覧の通り黒ヒゲ苔がとんでもなくついてしまっていますが、金魚のいた水槽がわびしくて植えてみたところひどい有様になってしまったのでした。ちゃんちゃん。
ヒーターにかかる電気代などを少しでも減らすためにいろいろやっていた結果でしたが、金魚と水草の両立は現状の設備では難しく、結果としてエキノドルスを室温で育ててみようとなりました。
室温が最近は高くなりがちで、暖房など不使用で日中25度程度になります。(電子計で計測してるのでかなり正確)
その場合、水温は凡そ19度~21度くらいになっているようです。(ADAの水温計も誤差がかなりあるので目安程度に考えてください)

久しぶりのブログ更新になってしまい、設定からなにからいじり直しのためものすごい時間がかかってしまいました。毎回リハビリしないといけないのはどうにかしないといけませんので、このシリーズを定期的に更新していきたいと思います。
最悪でも月1で経過をまとめていきます。
それではまた次回の記事にて。