ブセファランドラを育てる。

どうも、おはこんばんちは。

ブセファランドラの育成、とひとくくりにまとめてられない程、人それぞれのやりかたというものがあるかと思います。

現地採取物を求めて止まない愛好家もいれば、アクアショップで見つけてカッコイイ、キレイ、etcと購入に至った方、レイアウト関連で使用される頻度が増えそういう目的で使いたい方。

その管理方法によってさまざまな姿を見せてくれるブセファランドラですが、育成にフォーカスしていくと、溶かしてしまった、コケまみれになってしまった、全然成長しない、などなどの問題に直面するかと思います。

管理人的には、ブセファランドラに限らず陰性水草なんて紹介をされる植物群のイモ科植物たちは、こと水槽という環境下であればよっぽど劣悪な富栄養化した状態を除くと、水槽に入れた瞬間から触らず、動かさず、肥料なんて気にせず、ひたすら放置が一番だと思っています。

株分けして底床にさしただけの管理水槽です。フルリセットなので、弱酸性水質維持のためのマジックリーフが入ってます。

1㎝~5㎝位の小さなサイズのは水槽内で浮いたり、底床に埋まったりと、活着させずにいると面倒が増えるので水上管理中です。

上記画像は管理人が60㎝水槽にて約1年間育成?していたものを、解体したときに出たブセたちです。

すでに解体してしまった水槽ですが、水槽データを載せておきますね。    

どういった環境で放置(足し水のみ管理)していたか参考にしてください。

水槽データ

  • GEX グラステリア600水槽 (60cm×30cm×40cm)
  • GEX クリアLEDPowerⅢ600(60cm水槽用LEDライト) 1灯
  • GEX セーフカバーナビパック 300 (ヒーターにて20度設定)
  • 底床 富士砂(5㎜粒くらいの物) 厚さは約4㎝~5㎝
  • 生体 ミナミヌマエビ、ラムズホーン、カイミジンコ
  • 流木
  • ブロワーの分岐エアレーション 1口
  • 数か月に1回肥料(園芸用、アクア用、大切なのは小量で様子見すること)

以上です。 いかがでしょうか。

CO2を入れたり、高光量にしたり、ADAなどの栄養系ソイルを入れると、確かに素早くそれなりの群生に育ってくれます。

レイアウトコンテストなど期間が定められている場合は、急速に育成する必要がありますので設備投資をしていくことが求められます。

それこそ、ミドボンでCO2を大量に添加し、ソイルの栄養をガンガン水換えすることで抜きながら新陳代謝を促したり、光量を上げて光合成を促進させたり、テクニックはいくらでもあるでしょう。

ところが、これは手間暇がかかるんですね。

コレクション性を楽しみたい場合は、スペースの問題もありますのでたくさん増えればいいわけではなく、小さい範囲で綺麗にその種の持ち味を最大限生かしきれる環境が一番なわけです。

もしくは長い目で見た場合に、水槽の中で株を維持したい場合も同じことがいえるかと思います。

どうしても、色々な水草を入れたくなったり、増えた草体を捨てられなくなったり、増えるよりも一定の量で綺麗に維持できることが一番になるタイミングが来ます。

そういった時に高価なブセファランドラを捨てられる、ヤフオクなどで販売できるだけのやる気、がある人はいいかと思いますが、管理人はどちらも(気持ち的にandめんどくさくて)できません。

まぁ、販売は趣味を維持するためにやるべきかもしれませんが。

ほったらかしですが、黒ヒゲゴケは見えないですよね。

正直言って本当に放置しているだけなので、久しぶりに見たらものすごく群生しててビックリしたくらいです。

高いから導入をためらっているという方、コケまみれ、溶かしてしまった等のトラブルから敬遠している方、ぜひ気長な気持ちで放置してみてください。

気付いたころには美しい群生が広がっているはずですよ。

さて、本日はここまでとします。

また次回の記事にて。

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  1. 大谷 より:

    こんにちは。初コメント失礼いたします。当方も趣味でブセファランドラを水上・水中ともに育成していますが、繁茂せず、安定もせず、気持ちが萎えてしまうのと戦いながら模索をしているところです。もしよろしければ、いろいろと教えていただきたく思いまして、コメントさせていただきました。30cm水槽に腰水管理のブセに、除去しても除去してもカビがはえます。いっそのこと腰水をやめて一面水苔にしてその上に置く仕様のほうがいいのかもと思い始めました(この記事の水上管理状態です)。水苔の↓にはソイルがあるのですか?

    1. 管理人 より:

      初めまして!コメントありがとうございます。ミズゴケでの栽培にはソイルや赤玉土などは一切混ぜていません。酸度調節のためピートモスを少量混ぜ込んでいます。水道水(カルキも抜かない)でヒタヒタの物を用意し、水道水でジャバジャバ洗ったままのブセを芋が半分埋まるくらいで放置します。これはワイルドで初導入などの物には行いません。すぐに増やして売りたいという手順でもありません。あくまでも趣味として小スペースで維持、管理するための方法です。導入初期は本当に沈黙したり、溶けたりする場合もありますが、ご存じのように水上栽培はカビ菌などが混入すると除去が大変困難になります。余計な異物を持ち込まない。時間をかけて一株育てるというイメージですので、完成には1年以上3年未満くらいの時間を視野に入れるべきです。肥料も同様の理由でカビ防止、株の急速な大型化などを防ぐために本当に少量で様子を見ながら与えています。本当に放置する気持ちが大切かもしれません。その放置をするためにカビなどは天敵となるので、持ち込まないを徹底した結果今のような管理方法になりました。余談ですが、腰水部分にエアレーションを仕掛けることで空気が循環し、カビを防ぎつつ、微生物の動きを助けるので水上栽培では有効です。30㎝水槽とのことですが、小さいほど水槽内全体が80%オーバーの高湿度になりやすく難しいイメージがあります。60%くらいの湿度が丁度いいかもしれません。私が管理している小さい水槽は完全密閉せず一か月に一度足し水するくらいの空気の漏れがあります。(エアレーションは真夏の高温状態で、開けた瞬間熱気を感じるレベルでもしていません)
      もし、安定した飼育水が手に入る状況(水中育成の方)があるなら、水替え時の水をそのまま水上栽培の水槽に入れて一旦水没させるとカビを綺麗にできます。1週間でカビが消えなければ、導入初期の手順にのっとり水道水で洗うのが手っ取り早いと思います。(ただし、完全にロストする場合もあります)カビが消えたら3日ほど様子を見て、すべてのブセを取り出し、水槽の水をすべて捨て、水道水で腰水栽培に進むといいかと思います。葉がすべて落ちてしまう可能性もありますが、茎の色が黒ずまなければ絶対に復活するので気長に待ってみてください。小さな葉でも出てくれば時間はかかりますが、必ず安定します。
      手入れの不要な環境(カルキを必要以上に怖がらない)、放置、安定までの時間がかかるので、大概の人は途中で飽きるか、ロストしたと思い込んで捨ててしまっているのがブセの現状のように感じます。本当に、本当に、余計なものを持ち込まないで、ほったらかすと、一年後くらいに茂っているといった感じです。食品保存容器みたいな小さい物でも十分維持できます。
      長くなりすみません。これでも相当端折っているので、もし気になることがあればまた聞いてください!

  2. より:

    初コメです!今育てているブセファランドラは全て水中栽培なんですが苔が生えて大変で))
    水上に切り替えると葉が水上葉に変わるため一度落ちてしまうとか聞いて未だ水中のままなんです。生えているコケは黒髭コケで酢で一度取ろうと試みたら葉が溶けて(^_^;)どうやったら除去できるでしょうか?また、水上か水中かで成長が早いとか遅いと違いあるんですか?

    1. 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      水槽環境が分からないのであれですが、有茎草が水槽底面の6割を超える様な環境でない限り、水槽内でコケがはびこり始めると完全に除去するのは難しいと思います。時間をかけてもいいのであれば、これからの季節は浮草(アマゾンフロッグピッド等、ただしアオウキクサは除去が死ぬほどめんどくさくなるので×)を水面一杯まで繁茂させると富栄養化した水質を改善できます。この場合浮草はひたすら増えるのに任せて、水面一杯になったら間引き、栄養不足で枯れるまで放置が大切です。水替えは普通にしてください。光量はブセについては本当に木漏れ日で十分なので気にする必要はありません。
      私も昔は酢や木酢液で枯らそうとしてみましたが、結局水質改善が安定して綺麗にできます。一度ついてしまった黒ヒゲゴケは自然と枯らすのは難しいので、ある程度ブセが育ち苔が増えない環境になった後、切り離すのが早いです。
      エビやコケ取り生体は苔だけでは生きていけないので結局餌を与えることとなり、富栄養化を助長しますので無理に増やす必要はありません。
      水中栽培、水上栽培、一長一短あり、このコメントでは書ききれませんが、これからの季節は90㎝以上などの大きな水槽なら室温が30度になろうと蒸れて枯れることはありませんのでその場合は水上は安定して栽培できますし増やせます。小さい場合は蒸れて枯れてしまう可能性があるので、エアコンなど室温をコントロールできる場合は楽です。
      一年中基本放置で安定すれば管理が楽なのは水中栽培です。よっぽど陸上好きな種類出ない限り、水中で育てられないブセは存在しません。
      あとはCO2を添加できる環境だとやっぱり育てやすいです。理由はたくさんありますが、書ききれませんので調べてみてください。
      語りだすときりがない。でもそれが楽しいブセファランドラです。

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