冬の加温と低床の関係。


どうも、おはこんばんちは。

冬、寒い寒い冬がやってきていますね。


外気温にさらされて、室温がぐんと下がります。

すると熱帯の生き物を飼育している水槽ではヒーターで水を暖めてあげる必要が出てきますね。

大体24度~26度でしょうか。


それより下がると、動きが鈍くなるだけでなく、病気にさせてしまったりと弊害が多くなります。

(一部例外もありますが)


まぁ、真夏の暑い時期に比べれば水温のコントロールが楽なので、どちらかと言うと冬はアクアリスト向きの季節といえますね。



ただし、水草水槽でよく使われている外部フィルターなどは注意しなければならない点があります。

それは低床内の温度です。


冬場になると水草が下から溶けたり、枯れてしまったりとなぜか不調になるという方がいるのではないでしょうか。

これは低床内の温度が下がることで、根や茎にストレスが掛かりおきている場合があります。


では、なぜヒーターなどで暖めているはずの水槽内で温度差が生まれているのでしょうか。


それは皆さんも良くご存知だとは思いますが、暖かい水は上昇し、冷たい水は下降する対流という現象が起こっているからです。

お味噌汁の小さな器の中でさえ対流が起こるのですから、水槽環境でも同じことが起こります。


より冷たい水が低床の底へ、底へと沈んでいく過程で、それらをもう一度暖めなおす方法が外部フィルターには備わっていません。


しかし、管理人がこのブログでオススメしている生物濾過補助システムは底面濾過を採用した水槽管理システムになります。

底面濾過はその名の通り、低床の通水性をエアレーションによって強制的に起こすことで低床そのものを濾材とします。


つまり、温度の下がっていく低床を24時間暖め続けてくれる効果があります。

この副次的ともいえる効果によって、暖められた低床は健やかな水草の育成にとても重要な効果をもたらすのです。



ここで低床を暖める重要性をさらに確かなものにするために、ダッチアクアリウムで用いられている技法をご紹介します。

このダッチアクアリウムという言葉自体の説明は蛇足になるので省くとして、ダッチアクアリウムでは水槽底にシートヒーターなどを敷くことで低床内から暖める技法が多く用いられています。

ただでさえ低床が厚くなりがちなうえに、寒い地域で盛んに行われてきた水槽管理技術ですので、水草が元気に育つためには低床の保温も大切という認識が多くの人に広まっているのですね。


強健な有茎草種は根が元気ならば、その上から先はある程度トリミングしてしまってもまた生えてくるくらいです。

この根の部分を支える低床の温度、ココまで書くとその大切さが分かるかと思いますが、皆さんもぜひ気にする要素の一つに加えてみてください。



これから水草水槽を始めてみようと思う方、冬場にうまく水草を育てられないという方はぜひ、この低床の保温についても意識して水槽管理を行ってみてください。

必ず結果が変わります。


しかし、美しい水草を楽しむためにシートヒーターを、と言うと余計にコストが掛かってしまいますね。

そこで、ぜひ生物濾過補助システムの導入を検討してみてください。


生物濾過補助システムについて、こちらをぜひ一読ください。
低コスト本格派水草水槽①はこちら
低コスト本格派水草水槽②はこちら
低コスト本格派水草水槽③はこちら
低コスト本格派水草水槽④はこちら

美しい水景はストレスの発散と心の余裕を生んでくれます。

副次的効果で素晴らしい成果をあげてくれる生物濾過補助システムであれば、金銭的な面でも心の余裕を生んでくれること間違いなしです。


ぜひ、過酷な冬も楽しいアクアライフをエンジョイしてください!


さて、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。
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思いのたけを走り書き。

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