自作液肥を作って、使う②


どうも、おはこんばんちは。


自作液肥を作って、使う①


前回こちらの記事で自作の液肥を作成しました。


その他はこちらからどうぞ。
自作液肥を作って、使う③
自作液肥を作って、使う④



基本的には生物濾過補助システムで生み出される有機物と、低床肥料にて水草を育てることで美しい水景を維持できるというのが管理人の基本概念ではあります。


なので、この液肥は通常市販されている液体肥料よりも濃度を落として作成しています。

つまるところ、水草の調子を落とさないようにするトリートメント液として使っています。


また、同時に竹酢液を混ぜていますので弱酸性の水質維持に役立たないかと実験しているわけです。

添加開始日は10月17日です。



さて、早速ですが経過観察を報告したいと思います。




こちらは添加開始日の水景となります。

レイアウトなどをしている水景ではないので、お見苦しいかと思いますが実験のためですので許してください。



ガラス面を横から見た写真になります。

管理人はガラス面に生えるコケの量などで水槽内の栄養バランスがおかしくなっていないか見るようにしています。

特に緑の薄っすらとしたコケが繁茂している状態は水質は状態が良いが、栄養分が水草が吸収する総量よりも多くなっていると考えられます。

この写真では1週間以上ガラス面を擦る掃除をしていないので、状態的には水質・栄養ともそこそこのバランスが整っているといえます。

ここから添加した経過を載せていきます。




この写真は10月18日撮影です。

添加2回目、分量は同じく3プッシュです


2日では全く変化を感じませんね。




10月20日撮影。

ポタモゲトンガイーとエイクフォルニアディバーシーフォリアが生長しているのを感じます。

成長スピードがコレまでの低床に追肥していたい頃より、かなり急速になっているように感じます。

やはりと言うべきか、この水槽内でも順調に成長している水草たちが最初の反応を見せています。




写真だと判断が難しいですが、ガラス面のコケに大きな変化は感じません。

栄養分が水草の総吸収量を上回るとコケが出ると判断できるので、この水槽内においてはトリートメント液分はカリウム、鉄分などが足りていなかったということがこれで判断できます。


またこの日、水面に達しているものを軽くトリミングして差し戻ししました。

エイクフォルニアディバーシーフォリアはあまり長時間水面に接していると浮葉を展開して草姿が乱れてしまうので、実験中ではありましたがいたしかたなしといったところです。

ただし、実験の成果が強烈に出ているということでもありますね。





10月24日撮影。

毎日刻んでもさすがに変化が無かったので、ちょうど1週間経ったこちらを載せます。

いかがでしょうか。

ここまで水草が育つと明らかな変化を感じると思います。


水面に到達した水草はしな垂れ、ゆるやかな水流にたゆたっています。



ガラス面のコケの生長も確認できないので、しっかり総量内での栄養添加だったとこが分かります。

そして、一度トリミングしたはずのエイクフォルニアディバーシーフォリアが生長していることが如実に分かります。

1週間添加した結果は良好といって差し支えなさそうです。


現在の水草の生長具合で60cmガラス水槽の水量で栽培すると、カリウム5ml、メネデール1ml、竹酢液5キャップ分のトリートメント液は十分効能を発揮し、かつ総吸収量を上回らないことがこれでわかりました。





そういえば、24日に生長したエイクフォルニアデバーシーフォリア、もう増やすにも低床が足りないので差し戻しだけしようと思いました。

一本だけ根元がすごい色になっているやつがありました。


明らかに右の株だけ紫色になっていますよね。

左の株も多少変化があるのですが、違いは右の株はトリミングに使った元株。

左の株はトリミングした株を差し戻したものが新しく根を出したものです。


エイクフォルニアディバーシーフォリアは下葉が黒ずんでしまう水草なのですが、まさか根元より下もこんな風に古い株は黒ずんでいるのですね。

ただ、古い株だからと言って頂芽の生長が鈍っているわけではないので、こういった特徴を持った水草ということで一応解決としました。


盆栽の世界では、鉢の中で窒息してしまった根は白色ではなく黒くなってしまうので、最初は低床内が嫌気的になっているのかと考えました。

しかし、他の水草の根は順調に成長し白色だったこと、生体にダメージを感じなかったことから、生物濾過補助システムはしっかりと生きていることがわかります。

よって低床内部が嫌気的になっているのではないと思います。

ただし、あくまでも目測による判断なので断定できません。





24日は休日だったこともあり、ついでに水換えも行いました。

量は約3分の1で、差し戻しのため抜いた水草の低床付近を少し耕しました。

これで低床内の通水性が高くなりより、肥料分の溶解が早まると思います。


トリートメント液と固形肥料でのバランスを考えると、この1週間は十分すぎる成果が手に入りましたが、この水換えと低床掃除によって条件が変わったのでまたしっかりと経過観察していく必要がありますね。




ふう。



水草がまとう気泡の美しさは実際に水槽を管理する人が味わえる至福の一つだと思います。

こうやって小ざかしいマネを繰り返している管理人ではありますが、ソイルと販売されている液体肥料があれば育てられない水草の方が少ないですからね。


私の努力は無駄かもしれません。


ですが、綺麗な水景を作るという点においてはコケとの戦いがもっとも激しく壮絶だと思います。

引越しに合わせて、管理している水槽に生物濾過補助システムを導入してからというもの、コケが大発生してしまったという経験がありません。


ぜひとも、新しく水槽を始める、もしくは立ち上げなおすと言う方には生物濾過補助システムを導入してもらいたいです。


生物濾過補助システムについて。
低コスト本格派水草水槽①はこちら
低コスト本格派水草水槽②はこちら
低コスト本格派水草水槽③はこちら
低コスト本格派水草水槽④はこちら

ぜひ、上記記事を読んでみてください。


このシステムがあったから、管理人はここまで楽しく水槽を維持できています。


それでは、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。
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思いのたけを走り書き。

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