どうも、おはこんばんちは。
液体肥料と言うと皆さんはどのような物を思い浮かべますでしょうか。
有名所ではADAやテトラ、もしくはマニアックな方は個人アクアショップが作成している物を思い浮かべるかもしれません。

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管理人もいろいろな会社の販売している液体肥料を使ってきました。
半分はお布施の気持ちで、半分は水草がイキイキ育ったらいいなという気持ちで。
しかし、現在管理人が住んでいる長野県はアクアショップが極端に少ない、または距離があるのでどうしても通販が主力となります。
そうするとショップの店員さんに使用感を聞いたりできませんし、何よりADAの物は通販禁止となっているので手に入りません。
そして何よりも、液体肥料を購入すると結構定期コストが増えます。
通販代をタダにするために幾ら幾ら購入~などしていると、低コストで運用を目指している管理人の水槽理念に反してしまいます。
こうなるとたどり着くのが自作という道ですね。
前回の記事もぜひ一読お願いします。
自作液肥を作って、使う①
自作液肥を作って、使う②
自作液肥を作って、使う④
しかし自作となると難しいのは、既製品と違い製作ムラができてしまうことと、実際に添加して様子を見て調節する過程があることでしょうか。
製作ムラに関して最も問題となるのは、今までと同じ使用感で使っていたら突然大量のコケに見舞われてしまうなどでしょうか。
しかし、管理人も実施しているかなり濃度を落として液肥を作るトリートメント液的使用方法で対処できます。
もう一つの、実際に添加して様子を見る必要がある問題。
こちらを知るために現在60cmストック&観察水槽にて実験的に添加を施しています。

こちらが前回10月24日の水換え&トリミングから1日経過した25日の写真です。
トリートメント液は前回と変わらず、毎日3プッシュ(3ml)添加していきます。
今回はここからの一週間の水景変化でトリートメント液の効果を確認して
いきます。

ちなみに、こちらが25日のガラス面を写したものです。
前日が水換え日で、ついでにガラス面も清掃したのでツルツルテカテカですね。

26日です。
25日の写真が若干斜めになってしまっていたので水草の長さに違いを感じるかもしれませんが、見た目にはほぼ変化なしです。

今度はガラス面の写真がうまく撮れていませんでしたが、前日と変化を感じることはできませんでした。

27日、右側のアンブリアやロタラ、左側のポタモゲトンガイーが目で見て分かるほどに成長しています。
25日と比較して、やはり即効性の高い液体肥料を添加すると有茎草の成長は著しいですね。
もっと高濃度な市販の液肥が即効性が高く、コケが生えやすいので調節が必要といわれる所以ですね。

水草が生長しているということは、それだけ栄養塩が水槽内に充填されているということなのですが、今のところ目だってガラス面にコケが生えることはないです。
コケ掃除に追われる水槽管理なんて考えただけでも疲れてしまいますし、実際に昔の管理人がコケ掃除メンドクサイ病を発病した際はもう見てみぬ振り状態でしたからね。
綺麗なガラス面はそれだけでも心洗われます。

28日です。
ここまで文章をすっ飛ばして写真だけ見ていくと、水草の密集度が高まっていることが分かります。
(もちろん、ブログなので折角打った文字も読んでください)
やはり②で案内した際も右側のエイクフォルニアディバーシーフォリア、ポタモゲトンガイー、ロタラ、アンブリアの成長が早かったのですが、今回も同様の結果となりそうです。
そして、大変分かりにくいのですが、写真左下のルドウィジアレペンスグリーンも実は生長しています。
葉が大柄になり、這う性質を遺憾なく発揮して水槽前面まで進出してきています。

ガラス面を見てもピカピカのままです。
ルドウィジアの生長なども考慮すると、かなり栄養塩の足りていない状態であったことが分かりますね。
富士砂は全く栄養分が含まれない低床なのですが、コケとの戦いを怖がらずもっと埋め込み肥料を増やしていこうと考えています。

29日です。
右側がやばいですね。
頂芽を水面でしならせているポタモゲトンガイー、脇芽も出しつつ水面突入したアンブリア。
このあたりはトリミングをもう少し頻繁に施して調節する必要があります。

ガラス面も問題なし。
そしてお気付きの方もいるかと思いますが、エイクフォルニアディバーシーフォリアの頂芽を基準に写真を撮影しているのですが、段々と水面に近づいています。
こういった生長を感じられるので、観察はやめられません。

30日です。
この記事が投稿されている日付は11月です。
ホテルマンの管理人は11月をホテルの夜勤で迎えたのですが、みなさんはどうですか?
出向扱いでホテルマンやってるので、望んでやっている仕事ではない分夜勤が本当に辛いです。
日常生活で夜型生活になってしまうので、体調のバランスを取るのが難しいです。
水草と一緒で、健康的な照明サイクル(日が沈み、また昇る)と適度な栄養、居心地の良い環境は人間にも必要ですね。

このあたりでガラス面に変化があります。

31日です。
トリックオアトリート!と言っている投稿日付は11月3日です・・・。
水草は相変わらず生長を感じさせてくれています。
特に、今まで不調でうまく育てられていなかったロタラ類の頂芽が綺麗に発色し始めています。

水面が近づくと共に、ガラス面にうっすらとコケが生えています。
少し光の反射などがあるのでもう一枚角度を変えて撮影しました。

本当にわずかではあります。
正面から見るとコレといって変化を感じない程度なので、ソイルなどの高栄養低床を使用されている方からすれば生えていない!と同義かもしれません。
しかし、これで分かることは水槽内の栄養塩バランスが崩れたというとても重要な情報です。
ここで大まかな栄養の崩れパターンを、この水槽をケースとしてあげます。
ケース1
・トリートメント液のカリウム分、メネデール分が水草が吸収できる量を上回った。
ケース2
・窒素、リン酸、カリウムのバランスが崩れた。
ケース3
・濾過能力が落ちた。
細々した要素を省き、簡単に分かる内容で3つに分類するとこの3ケースになります。
話を簡単にするために、さらに絞り込みます。
まずケース1は考えられないでしょう。
添加量自体が相当少ないのと、これまでの経緯から水草が生長し増えている状態で吸収量を上回っているとは考えられないからです。
次に、ケース3も低床は全く弄っていないこと、この水槽を立ち上げてから半年程度経過した上で、これまでの水換え頻度を考慮すると濾過能力の低下は考えにくいです。
そこで考えられるのは、3大栄養素のバランス崩壊です。
この場合不足しているであろう栄養素は窒素ではないかと考えられます。
要素1
・水草が生長しているので、必然的に水槽内の栄養が使われている。
要素2
・生体に十分な餌を毎日給餌している。
要素3
・低床添加肥料の定期添加日が近い。
以上の要素から考えると、管理人が定期的に追肥しているカミハタスティック肥料が、トリートメント液添加によってより早く吸収されきるようになっているのだと考えました。

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今までトリートメント液を添加していない状態で、定期追肥日を決めていたので、もう少し添加する日を早める必要があるかもしれません。
なぜ、コケが生えるのに肥料を追加するのかについては長くなるので別途記事として起こしたいと思います。
トリートメント液を添加し始めて、水槽環境と肥料の関係は本当に微妙なバランスの上に成り立っているのがよく分かりました。
なかなか最適解を見つけることができませんが、とりあえず次の水換えと合わせて肥料の追肥、水草のトリミングを行います。
それまではトリートメント液の添加を一旦止め、ガラス面のコケを様子見して行こうと考えています。
さて、長くなってしまいましたが今回はここまでとします。
また次回の記事にて。