どうも、おはこんばんちは。
市販の液肥と違い、自作液肥は濃度を調節できることが利点です。
コレまで①、②、③と自身の水槽にて実験を繰り返してきました。
前回まではこちらからどうぞ。
自作液肥を作って、使う①
自作液肥を作って、使う②
自作液肥を作って、使う③
③でガラス面のコケが気になり、水槽内部の栄養塩バランスが崩れたのではないかと考えました。

そこで水換え&固形肥料追肥までトリートメント液は中止し、様子をみようという結果で終わらせたと思います。
結果はこちらです。

液肥追加を中止して1週間。
あえてトリミングも中止し水草が生長したいように育てました。
水槽内の栄養素はそうとう充足していたようで、トリートメント液を中止してからもぐんぐんと急成長していきました。
ブログの記事は予約投稿で上げているので時系列に誤差が生じていますが、固形肥料追肥は11月4日に行い、同時にばっさり水草を整理しました。

なぜ、肥料分を吸う水草を撤去したのにも関わらず追肥をするのかというと、ここまで水草が水槽環境になれた状態でトリミングなどを施すとその分光やco2の総量が比例的に増え、水草の総栄養要求量が相対的に増えるからなのです。
水草自体の量は減っても、その吸収力はむしろ増えるくらいに考えて追肥していかないと、栄養分の全く含まれていない富士砂低床ではすぐ栄養塩不足の症状が水草に現れてしまいます。
ただし、今回も特別なことはせず定期追肥分のカミハタスティック1本、テトラクリプト1錠のみ施しました。

11月5日です。
都合でco2をかなりの量添加しているので、アンブリアの節間が伸びてしまいフワフワな見た目ではなくなっています。
アンブリアクラスの強靭な水草になるとco2添加による過剰な生長促進は逆効果になりますね。
このあたりを他の水草との兼ね合いでバランス調節するのが本当に難しいです。
11月6日には水換えを3分の1実施しました。
(夜勤明けで眠気を堪えながら水換えしたため写真撮影を忘れてしまいました)
若干無節操に水草を育てすぎたので、次回のトリミングタイミングにて植栽位置の変更などを行いつつ新しい水草をお迎えできないかと模索中です。
さて、ここまでトリートメント液を使い始めてから約3週間経過し、その効果のほどをとてもよく実感することができました。
これだけ低濃度で思ったよりも急速な水草の成長を実感することができたので、市販の水草水槽用液肥はかなり高濃度なのではないかと感じます。
トリミングに追われて水槽管理がめんどくさくなってしまうという方の中には、液体肥料の添加が原因で水草を急成長させすぎという方がいるのではないでしょうか。
毎日のように液体肥料を添加されている方で、こういった感覚を得ている方はぜひ間隔を伸ばすか、添加を中止して水草の生長具合を観察しなおすことも必要かもしれません。
さて、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。