低コスト本格派水草水槽②

どうも、おはこんばんちは。

今回は②ということで、一応この記事から見始める人用に前提をそのままコピペしておきます。
前回を読んでいただいた方は線で囲まれた部分はスキップしてください。





「本格的な水草水槽を低コストで楽しく管理する」





これを主題として私はこの記事を書いていきたいと思っています。


たぶんほとんどのアクアリウム未経験者が綺麗な水草水槽を維持するのは大変、お金がかかると負の面を多く見てしまっているのではないかと思います。

ですが、私が教えていただいたやり方をすれば本当に低コストで本格的な水草水槽を楽しむことができます。

ですので、そういったノウハウを少しでも多くの方に知ってもらい、そしてご自宅に水槽を置かれる方が増えてくれればと思っています。








しかし、現実的にはどうでしょう。

初心者の人はなにから揃えたらいいのか、なにを買えば掃除など楽にできるかがわからないかと思いますので、設備を一覧にして表記したあと説明していきます。


設備一覧

・水槽
・水槽台
・LEDライト
・ヒーター
・エアーポンプ
・底面フィルター
・低床
・テトラクリプト(商品名)
・テトライニシャルスティック(商品名)
・プロホース(商品名)
・スポンジ


はい。
これだけあれば本格的な水草水槽を楽しむことができます。






ココから新しい内容です。




②続きまして水槽内の備品です。


・まずはヒーター。

実は水草と魚の種類によっては必要ありませんが、多くの水草は暖かい地域出身なので日本の冬を越えられる耐寒性がありません。
なので、あればより多くの美しい水草を育てられるのでほぼ間違いなく必須です。


オススメとしては適応水槽サイズより一回り大きい製品でなおかつサーモスタットつきのもの。


60cm水槽であれば、一般的に90cm水槽用として利用される300wヒーターです。


管理人が維持している60cm水槽にはこの商品を使っています!

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(暖める→冷える→暖めるというヒーターの機能的に、大きなヒーターでぱっと暖めたほうがヒーターが付きっぱなしになることを防げるので電気代の節約になります)


そして26度で固定のものではなく水温を微調節できるものが絶対的にオススメです。
(ただし、300wヒーターになると固定温度の方が少ないかもしれません)


ヒーターは冬でも夏でも水槽内に入れっぱなしで大丈夫です。


設定温度は冬で24度、夏で25度にしておくことで電気代の節約になります。

気になる電気代ですが、冬かつ家庭用暖房器具を利用しない部屋で300wヒーターを一ヶ月利用した場合おおよそ300円~700円程度の出費でした。
(あくまで私の環境での話しです。諸条件が変わることで変化しますが、大幅に金額が高くなることはないと思います)


メモとして、基本的にヒーターは消耗品という考え方なので1年~2年で交換が望ましいらしいのですが、最近は性能がそこそこいいので夏場は熱暴走以外は特に気にする必要はないと思います。

冬場だけ水温の低下が命取りになるので、壊れて温度が上がらなくなった時用に予備として1つ同性能のものを用意しておくと安心かもしれません。




・エアーポンプ、底面フィルター、低床はこれでセットと考えてもらえればいいです。

この3種の神器こそ、私が教えてもらった低コスト本格派水草水槽を維持する生命線です。




エアーポンプはエア量1000cc~2000cc程度の小さい水槽用で十分です。

むしろ今回オススメしている水槽維持の方式的には小さいエアーポンプで十分ですので、高くて大きいエアーポンプは必要ありません。




*追記2017/10/08

エア量ですが、駒草園さんの水槽のなかでもシステム的な面で目を引く、1秒1滴のペースでゆったりとエアを流した水槽濾過方法を採用されている水槽があります。


水槽の低床より2cm程度上のところまでエアチューブで出口を持ってきて、ポコンポコンと空気を送り込んでいるだけの水槽で、水面もそのつど波紋ができるのが見える程度まで穏かな水流のみで維持されています。

もちろん、水槽サイズも20cmキューブ?位のサイズでしたし、生体の数もその分少なくはなりますが、エアを送る理由は本当に穏かな水流で水槽底部に沈んだ酸素濃度の低い水を水面に上げて呼吸させるようなイメージなのではないかと思います。


この水槽ではナヤスが大繁殖し、Co2無添加にも関わらず気泡をたっぷりとつけ、ガラス面にコケは全く生えていませんでした(ただし、コケが生えにくいほどの貧栄養に近い管理の影響もたぶんに含んでいるのではないかと勝手に思っていますが)


このことから私個人の意見にはなりますが、エア量の目安として60cm水槽で2~3L/分くらいで十分なエア供給量なのではないかと思います。

現に私の生物濾過補助システムで使用しているブロアーは20L/分でエアを送る物を10分岐口で分岐させ、そのうち6口でそれぞれの水槽に空気を送らせています。

残りの4口は音軽減のためチューブをつけてはいるものの、どこにも接続させていないので圧力の逃げ道となり大目の空気が抜けている可能性がありますが、おおよそ2~3Lは空気を送り出していると思います。


また私の水草水槽はエアの噴出している付近を除けば、上面から覗いても水草の線が確認できる程度の波紋がゆらゆら漂っている程度まで絞っています。

いわゆる回転数では計測不能なほど水の循環ペースは遅いかと思います。
ただただ空気は上を目指してあがるだけなので止水域と呼ばれているようなスペースも多いかと思いますが、腐敗臭は全くないです。


蛇足になるかもしれませんし、文字に起こすとニュアンスが伝え難いのですが、駒草園さんで店主のおじさんが水槽にメチレンブルー液を1滴たらして水流の流れ具合を確認させてくれまして、それを見た限りだと本当に外部フィルターで水を回していた管理方法が馬鹿に思えるほど穏か~にモワモワ~と広がって、しばらくの間青色を確認し続けられるほどでした。






底面フィルターはいわゆる濾過装置を水槽内の低床に任せるスタイルの飼育器です。

一般的に水草飼育においてオススメされている外部フィルターは場所もとりますし、なにより初期投資費用が大変高くなります。
その後の掃除だー故障だーなんて要因を考慮すると私は二度と水草水槽においては使うことはないです。


特にこだわりが無ければ一般的なホームセンターで売っている1000円程度の小さいもので十分ですが、見た目的なインテリア性を考慮するとステンレスパイプを水槽のふち下10センチ程度の長さにカットして底面フィルターのプレートにシリコンなどで接着したものを使用するとシャレオツな見た目になります。
まぁ水草が育ったら隠れて見えにくくなりますが。



低床は最近流行のソイルでもかまいませんが、本格的な水草を育てる醍醐味の一つである長期飼育を考慮するのであれば大磯砂もしくは園芸用の富士砂をオススメします。


砂利系、砂系の低床ならば、リセットと呼ばれるソイル特有の1年周期程度での水槽解体をしなくて済みます。

(もちろん、目指すべき方向性がネイチャーアクアリウムに代表される水景に重点を置く場合は別ですが、今回は趣旨と外れるので割愛します)


ちなみに、私は見た目と色合いから園芸用富士砂の目の粗さを2~3mm程度に選別した物を用意して使用しています。

この大きさが水草の根張り、低床の濾過能力、掃除のしやすさをすべて満たした大きさになります。


大磯砂であれば細目と表記されたものがおおよそこのサイズになります。

量は富士砂2~3mmで約12L程度あれば十分だと思います。
大磯砂も細目を選んだ場合は10L程度かと思います。




セットは画像のようになります。


ただし、砂利系、砂系の低床を選択された皆様は水草が育つための栄養がまったく無い状態からスタートになるので別記事にて紹介する肥料をセットする必要があります。

焦って水槽立ち上げをやってもいい事はないので、ぜひ別記事も見てから始めてみてください。




低床の厚さが60cm水槽だとかなり目立ってしまいますが、手前を低く奥に行くにしたがって盛り上げていくネイチャーアクアリウムの方式に則ることで解消できます。


また、レイアウト的にもこのやり方が奥行きを出しやすい一つの手段ですので一度は試してみてください。

その後アクアリウムにハマッたら、ダッチアクアリウムなんて系統も存在します。



そして、最大のポイントはエアーポンプに取り付けたエアーチューブの長さです。

底面フィルターのパイプに接続するのはもちろんですが、チューブの先端を一番奥までねじ込んではいけません。

だいたい水槽のフチから15cm~18cm程度の間に止めます。

これは底面フィルターを設置するときに高さを調節しておいてから、低床の厚さを考慮して配置します。


決して低床の高さより下の位置にエアーチューブの先端が来ないように設置してください。

こうすることでゆる~く、まどろんだ水流が生まれます。


この弱い水流こそが命です。


今までのアクアリウム業界が進めている、外部フィルターによる1時間に何回転といった水槽内を洗濯機のようにするやり方は長期維持に向かないという教えです。

このやり方は水草ブログでは圧倒的に有名な、ふりむけばアクア「駒草園」さんから直接教えていただいたやり方になります。

(勝手にURLを貼ってしまっていますので、問題があった場合削除させていただきます)


弱い水流にすることで、せっかく低床に沈んだ栄養塩や不純物を水槽内に撒き散らさないようにでき、ガラス面や水草、レイアウト素材に嫌な苔を生やさない、そんな面倒なメンテを除去できるシステムが生物濾過補助システムになります。

うはーこの言葉ブログで使ってみたかったのですが、勝手に使ってよかったのか・・・。




このやり方をまねするだけで、私も綺麗に水槽を維持できています。
生物濾過補助システム・・・恐ろしい子ッ!




現在の我が家のレイアウトは変更されていますが、過去のこのレイアウトも結構気に入っていたので載せてみました。

水槽右上の方に生物濾過補助システムのステンレスパイプが見えるかと思います。


さて、今回も長くなってしまいました。


ちょっとややこしい内容なので、全く予備知識の無い初心者の方には難解な記事になってしまったかもしれません。


気になった方は私が記事内で使っている用語を検索していただけると詳しく書かれたサイトがヒットしますのでぜひ試してみてください。

(一応、検索用語としてヒットしやすいように言葉を選んで蛇足的に書き込んでいますので、参考までに)





生物濾過補助システムについて、こちらもぜひ一読ください。
低コスト本格派水草水槽①はこちら
低コスト本格派水草水槽③はこちら
低コスト本格派水草水槽④はこちら

それではまた次回の記事にて。



(この記事は以前やっていたメイプルストーリーはすでに始まっている。より移転させた記事となります)
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思いのたけを走り書き。

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