どうも、おはこんばんちは。
本日は水草紹介と言うことで、万人受けはしなさそうな水草をご紹介します。

写真中央、こちらがポタモゲトン・ガイーです。
南米原産の水草で、互生させた細長い葉が同じく細長い茎から生えてきます。
ロタラやハイグロ系の有茎草とは比較にもなりませんし、ミクロソリウムなどの陰性水草よりもさらに地味とも捉えられます。
しかし、育成は容易で水質もかなり広範囲に適応するようです。
(管理人的、オススメ環境は後ほど掲載します)
さて、なぜこれほど地味な水草を紹介しているのか。
こいつ頭とち狂ってるのか?もっと水槽栄えする水草を!レイアウトに使える水草を!と思われるかも知れません。
しかし、それはこのポタモゲトン・ガイーの本気を見てからにしてください。
このポタモゲトン・ガイー。
アクアショップでも結構取り扱われている場所の偏りがあり、なかなか実物を見たことがないという人もいるかもしれません。
ましてや、外部フィルターでガンガンに水槽内をかき回している水槽では、このポタモゲトン・ガイーの美しさを感じにくいと思います。
それでは、兎にも角にも写真をどうぞ。

おうふ・・・。


むむ・・・。

・・・・。
いかがでしょうか。
この美しい気泡。
言葉は要りませんね。(ブログなので要りますが)
ちょっと比較してみてもらいたいのは、他の水草にほとんど気泡が付いていないような状態であっても、ポタモゲトン・ガイーはたくさんの気泡を身にまとっているという事実です。
そう、このポタモゲトン・ガイーは本当に簡単に気泡を楽しむことができる素晴らしい水草なのです。
オリーブ色の新芽と、落ち着いたアップルグリーンと表現されるのか緑の下葉が気泡を蓄えて穏かな水流でたなびく様は、まさに美そのものです。
一見するととても地味な水草です。
しかし、その本気は穏かな水流と安定した環境で見せるギャップ美。
地味な子ほどばけるとはよく言ったものですね。
さてさて、また水槽に新しい水草を植えたくなったところで、ポタモゲトン・ガイーの管理人的オススメ飼育環境を載せておこうと思います。
水質は弱酸性PH6.0~弱アルカリ性PH7.8程度でしたら本当に問題なく育ちます。
(ただし、買ってきたショップなどがソイルで育てていたものに関しては立ち上げ初期などのアルカリ寄り水質にいきなり植えると下から溶けます)
低床も砂系からソイルなどなんでもござれです。
その代わり、ある程度こなれた水槽で育てる場合、生長が早く肥料食いなので重点的に低床へ肥料を追肥してあげてください。
液肥を与えすぎると節から大量の水中根が生えてきてしまうので、なるべく水中は貧栄養になるよう液肥の量を他の水草と相談しながら加減しましょう。
レイアウト的には後景草として使われることが多いかと思います。
ただ、管理人的にはポタモゲトン・ガイーは他の水草に隠れてしまっても下葉が枯れにくいと感じます。
ですので、中景からランダムに他の水草の間を縫うように植える事で水景の流れを連続させたまま奥行きを演出するといったことに使えると思います。
また前述していますが、気泡を本当によくつけるので気泡が付きにくい水草の間に少しずつ植える事で他の水草を引き立てつつ、ポタモゲトン・ガイー自身も輝ける演出が狙えるのではないでしょうか。
(現に管理人の水槽でも、中景にランダムに植えていますが、細い葉が他の水草の邪魔をしている感じを一切与えずに、美しい気泡を楽しませてくれています)
トリミングにも強いです。
よく伸び、よくカットすれば自然とボリュームが出ます。
しかし、管理人的には差し戻しで一本一本を丁寧に植えなおし、ボリュームは抑え目にしたほうがこの水草の直線的な流れと、水流にたゆたう姿を楽しめると思います。
いかがでしょうか。
ぜひ、ご自宅の水槽を飾る水草の一種類にポタモゲトン・ガイーを加えてあげてください。
さて、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。