陰性水草水槽の富栄養化を防ぐ。


どうも、おはこんばんちは。

今回は陰性水草水槽の話をしようと思います。




管理人の水槽の中で最も手間の掛かっていない水槽がこの陰性水草水槽になります。

冬場朝方にカーテンを開けるとこのように朝日が入り込んでとても綺麗です。



水槽データ

水槽・GEXグラステリア600 (60×30×40cm)
照明・GEXクリアLED SG
濾過・生物濾過補助システム
CO2・無添加
水温・22度設定
換水・1ヶ月に1度するか、しないか程度
PH   ・6.6~7.0で推移
エサ・1週間に1度程度少し



生物濾過補助システムについて、こちらもぜひ一読ください。
低コスト本格派水草水槽①はこちら
低コスト本格派水草水槽②はこちら
低コスト本格派水草水槽③はこちら
低コスト本格派水草水槽④はこちら

植栽されている植物は、ブセファランドラ数種類、アヌビアス数種類、クリプトコリネ2種類、ミクロソリウム3種類です。

生体はヤマト・ミナミヌマエビ、混入ラムズホーンのみです。


これらの植物は俗に貧栄養でかつ低光量で育つ水草として紹介されていますが、実際のところはそんなことありません。

しっかりとした濾過、光量、栄養を与えると想像以上の生長スピードで大株へ育ちます。


しかし、有茎草と比較するとどうしても生長の遅い陰性水草はコケに見舞われます。

コケまみれとなってしまうとどうしても鑑賞に堪えない見た目となってしまうので、貧栄養管理でコケを生やさない育て方がオススメされ、いつのまにか栄養など無くても育つといわれるようになってしまったのです。


光量の件もそうです。

貧栄養で管理しているとそれだけ植物の生長もゆっくりになるので、高光量をガンガン当てても光合成につながりません。

その分、過剰な環境に強いコケが蔓延ってしまうのです。


適切な栄養と光量、そして濾過された清涼な水があれば陰性水草といえども週単位で生長を感じさせてくれます。


それでは、そういった適切な環境をどのように維持すればいいかという話になります。

管理人の場合は、光量は全体的に抑え気味にし栄養塩は定期的に追肥エビと貝だけの飼育でコケ予防、という管理を行っています。


さらに加えて、浮き草とマツモで水中に舞っている栄養塩を吸収させることで水中に過剰な栄養塩が残らないようにしています



浮き草・マツモは光量の少なくなる水中ではなく水面付近を漂う植物のため、陰性水草水槽に使用しているLEDでも十分育てることができること。

CO2無添加でも空気と直接触れている、もしくは空気と接する水面に近いので気中CO2を多く含んだ水に浮いている状態となり生長障害になり難い。


そして大量に増えたらこうすることができるので大変重宝しています。




こちらは管理人が育てている120cm水槽の金魚ーズです。

彼らはとても大食漢で通常の餌やりに加えて水草を入れておくとたくさん食べます。


人工飼料を入れすぎると水質が悪化してしまい大量の水換えが必要になりますが、水草であれば浮かべておく分には水質への悪影響が少ないです。



あとはこんな感じで、バクバクとお召し上がりいただけるという寸法です。

全く無駄のない、栄養塩除去方法になります。




ある程度金魚ーズに食べられたマツモはこのように再度回収し、陰性水草水槽で育てている別グループのマツモと入れ替えます。

こうすることで1年中鮮度のいい水草を金魚に与えられるだけでなく、頻繁にいじる必要のない陰性水草水槽を管理できるというわけです。


いかがでしょうか。

もちろん、金魚水槽のない方は増えすぎた浮き草やマツモはある程度で処分する形になるかと思います。

これらは細かい破片も水道には流さず、生ゴミとして燃えるゴミに出してくださいね。


頻繁な水換え、吸着濾材などの使用は確かに有効な場合もあります。

しかし、できる限り不要なものは排除して管理できる生物濾過補助システムなのですから、ここはぜひ自然な素材を用いて対策してみてください。


さて、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。
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思いのたけを走り書き。

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