生物濾過補助システムのステンレスパイプ。


どうも、おはこんばんちは。

今回、コメントでいただいた生物濾過補助システムに使用しているステンレスパイプの底面フィルターの話をしたいと思います。


底面フィルターというと、皆様が思い浮かべるのはプラスチック製の安価な濾過装置というイメージでしょう。

スノコ状の底板とパイプをつなげ、低床の下に敷くことで通水性を高め、好気バクテリアで生物濾過するための装置で、その安価さから初心者、また水槽たくさんの上級者まで昔から利用されている装置ですね。


この底面フィルター、安価ゆえにプラスチック製のダサい物しか売っていないのです。

水槽の中に入っていて場合によっては目立つものなので、オシャレな見た目の物が販売されても良さそうなものですが・・・。

ADAが発売したら、確実にオシャレですね(笑)


さてそんな底面フィルターですが、管理人が使っているのは「駒草園」さんで購入させていただいた物と、自作したものになります。





こちら駒草園さんで購入させていただいた生物濾過補助装置の1つです。

(90cm用の大きいサイズと、60cm用のサイズを1つずつ購入させていただきました)


駒草の店主さん自ら自作されたもので、使用もされていたそうです。

これは60cm用のサイズの物で、自作するための見本として水槽には使用せず手元においております。


自作した物はすべて使用しているため写真が撮れないのが残念ですが、ほぼほぼ同じ形状です。


それでは、自作について書かせていただきます。

まず最初に断りを入れさせていただきますが、通常の底面フィルターの値段から考えると相当割高になります。

ただ、プラスチックパイプにはない味のある装置になるので、お時間・予算のある方はぜひ自作をオススメします!



さて、まずは必要な物の一覧です。(自作に必要な道具も一緒に記載させていただきます)


市販されている底面フィルター
*管理人は駒草園さんと同じニッソーの物を使用しました。

オールステンレスパイプ
*パイプ径は上記底面フィルターであれば2cmのものが合うはずですが、底面フィルターのサイズによって径が違うので注意してください。
*ステンレス巻きパイプという商品も同じように売られており、これは内側がステンレスではないため錆てしまいますので、オールステンレスと書かれた商品を購入してください。

接着材(シリコン材)
*防腐剤が入った商品を使用すると生体が死んでしまうので、防腐剤なしの物を使用してください。(管理人はこのバスコークで接着し、全く問題なく使えています)
ここからは場合によって必要なものになります。

ステンレスパイプカッター
*こいつが高いので、この先も使用する機会がなさそうな方はオールステンレスパイプをcm単位で販売してくれるところに頼むのが結果安く自作できます。腐敗しない隙間埋め材
*なにかというと、上記オールステンレスパイプと底面フィルターの径のサイズを確認していただくと分かるかと思うのですが、市販されているパイプは19mmか25mmと20mmサイズがたぶんそうそう見つかりません。(ネット注文ならあるのかも)
なので、1mm程度の隙間を埋められ、腐敗せず、加工が容易な製品が必要でした。
*管理人は余っていた外部フィルターの吸出パイプをつなぐシリコンのパイプが径サイズがピッタリだったので、カッターで削ったりして大きさを調節し使用しました。


このほか、オールステンレスパイプの出水口部分を加工したりする場合、それに必要な商品があるかと思いますが、管理人はいいものが見つからなかったのでパイプだけで使っています。



こんな感じの加工は、かなり手間も道具も増えると思ってください。


さて、これだけ揃えば後は作るだけです。

作り方は底面フィルターを購入された方なら、取り扱い説明書に書かれているのと工程はほぼ一緒なので、今回は割愛します。


問題はオールステンレスパイプの長さです。


駒草園さんに訪れた際の、エアーをポコポコと出しただけの水槽の話を記事にしています。

低コスト本格派水草水槽②
こちらにその時の話が書かれているので、ぜひ一読ください。



このことから、後付ではありますが管理人はパイプの長さは水面ギリギリにしてはいけないと考えています。

図で説明します。



こういった水面ギリギリまでパイプが伸びた底面フィルター。



水面の半分くらいの長さの底面フィルターがあるとします。

エアレーションの強さはどちらも同じとして、同じ位置から送り込んだ場合、水流がどのようにできるのか、もの凄く簡単にイラストにするとこうなります。






はい。

パイプが短い方がより水槽の下の水を水面へと押し上げる効果が期待できるということを表しています。

生物濾過の本質とは、酸素をたっぷりと含んだ水を低床のバクテリアに与えることで好気バクテリアをたくさん育てるところにあります。


よく言われているのはエアレーションで水に酸素を含ませているのではなく、水面を波打たせ大気と接触する面積を増やすことで酸素を溶け込ませているといいます。

それが本当かどうか管理人には判断する機材も技術もありませんが、自然の流れを見ていればなるほどと頷ける理屈です。


ポコポコとエアを送っているだけの水槽が維持できている理由も、底に沈んだ酸素の溶け込みが少ない水をエアーで水面に運ぶことで大気と触れさせ酸素を補給しているからとのことでした。


ここで気になる方が出るかとしれませんが、通常底面フィルターの通水は低床から底のスノコ、パイプを通って水面へ運ばれると考えている方が多いと思います。


もしGEXF1のようなモーターつきの物でまわしていれば、確かにそれだけの通水を確保できていかもしれませんが、エアのしかもかなり絞った力でそこまで通水能力が高いと管理人は考えていません。


むしろ、先ほどの図の用に、エアーが抜けるパイプの位置あたりを中心として、ある程度穏かな水流ができていると考えています。

(これは、水槽内にグリーンFリキッドタイプの青色液体を1滴たらして流れを見ながら確認しました)


なので、水面ギリギリまでパイプを伸ばすと水面は揺らぎ酸素を溶け込ませていても、その水が底まで沈むのに時間がかかり結局のところ酸素濃度の違いが発生してしまうのです。





これでは折角の生物濾過補助システムのうまみをすべて捨てているのと相違ないので、極端な話をすれば底から直接エアーを流して対流させてやるのです。




もちろん、これは極端な例であって、必ずしもこのような水流の動きだけとは限りません。

お魚さんの泳ぎ、水草の光合成、レイアウト素材による水流の変化などなど条件は挙げればキリがないので、こういった図で簡略化しています。


そして実際に水槽の水を採取し、酸素濃度を計測したわけではないという建前だけは述べさせていただきます。

ただ、おおよその概念は間違いないと核心しています。


さて、ここまで説明が長くなってしまいましたが、以上のことから。


パイプの長さは60cm水槽なら水面から大体10cm~14cm程度の長さが適切。

という過程を立てて、現在水槽を維持しています。


なぜ水槽底からエアーを送らないのかという理由になりますが、生物濾過補助システムは、緩やかな水流によって低床に不純物や栄養塩を閉じ込め舞わせないようにできるというメリットがあります。

このメリットを生かしつつ、生体に必要な酸素濃度を維持する水流を生み出すための長さがおおよそ水面から10cm~14cmの出水口になるのです。


まあ、底面フィルターを全く水が通っていないということは無いと思いますが、確認のしようがないのと、理屈的に考えるとそんなに水の流動性は高くないと考えられるので以上の結論に至りました。


まぁそうは結ってもまだまだ生物濾過補助システムで維持し始めて1年も経過していません。

(もう少しで90cm水槽は1年です)

これから先考えが変わることもあるかもしれませんが、多少なりとも生物濾過補助システムの理解に役立てていただけるのではないかと考えています。


さて、長くなってしまいましたが今回はここまでとします。
また次回の記事にて。

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