どうも、おはこんばんちは。
今回はコメントにていただきました情報を元に、生物濾過補助システムについて考察していきたいと思います。
と言うわけでコメントのほうを貼り付けさせていただきますが、なにか不都合がありましたらご連絡いただけましたら幸いです。
以下コメント=青色。
管理人の考え=この色。
といった状態で記事を進めて行きます。
いつも楽しく拝見しております。
私は現在、いろいろな情報に触発され、生物濾過補助システムを見よう見まねで立ち上げ半年超になります。
最初の頃は調子が良かったのですが、ここ2カ月くらい、昔の嫌な思い出「コケ!」と再会しております。。。
匂いなどはないので、緑藻やアオミドロといった類かと思うのですが、蔓延してからというもの、換水や水草
処分、木酢液やオキシドール等と戦っていますが、未だ撲滅には至っていません。
小康状態までにはなったのですが、ところどころには残っているので、またいつ爆発するか、、、と不安です。
様々な情報から、以下を疑っているのですが、ご経験があればご指南頂きたいです。。。
こういったコメントをいただきました。
アクアリストなら必ず悩む”コケ”問題ですね。
管理人も本当に悩んだ時期がありましたので、できうる限りこの問題について経験を元に考察させていただけたらと思います。
ただし、よくある注意書きとなりますが、以下も含めすべて管理人の独自の考え方であり、これが正解というのが無いのがアクアリウムですので、一個人の考え方程度に参考にしていただければと思います。
■環境
・60cm水槽(ADA)
・アクアスカイ601 16時~21・22時で5~6時間程度
・ADAアクアグラベルをベースに上3cmほどにアマゾニアライト
・生体はカラシン系の小型クラスで5匹、オトシン、トゲナシヌマエビ10匹くらい
・CO2は2滴/秒くらいを添加
※底面なので意味無いのかもですが、ビートルカウンターが見たくて付けてます。笑
・エサはADA AP1を1日1回 1分程度で食べられる量
・水草は背面にロタラ系の有茎草、ミクロソリウムとストロジン、前景の一部はオーストラリアン クローバーを少々、
アヌビアスナナプチ、浮き草水面半分くらい、それとブランチウッドを2本程、石は1つだけです。
・底面はコトブキ工芸の450+エアポンプはmute s
・換水は週1回(今は戦闘中なので週1.5回くらい)。カルキ抜きはアクアセイフプラス使用。
・液肥はカリウムのみを1日1回添加
まずは環境を記載していただきました。
この環境を見る限り、完全に管理人とやり方が異なるのはソイルを使用されている点になります。
これはかなり大きな違いとなります。
特に管理人はソイルでの管理経験がありませんので、その点を注意して内容を確認していってください。
■容疑者
①アクアスカイの光
光が強すぎるのか?と思ったりしていますが、大金出して買ったしデザインも大切に
したいので、他に浮気(買い替え)できず。。。
家庭用で使用できる一般的なLEDライトで、光が強いことが原因でのコケは発生しないと管理人は考えています。
太陽光との比較でされるのは光の波長とその照度になりますが、どんなに沢山の照明を水槽に向けて取り付けても基本的には太陽光に勝てることはありません。
(この問題も細かくやりだすと1記事になってしまうので詳しくは省略します)
私はそもそもとして、水槽内の栄養塩をしっかりと水草が吸収できていない(水草の調子が不完全)ということで、その余った栄養塩を使ってコケが生えるが基本的な考え方として管理しています。
②居間のライト?
窓際ではありませんが、居間に設置なので、普通の生活するための明かりがあります。
夜はなるべく明かりを抑えていますが、ダラダラとして光がコケの原因?
※でも、、、居間に置いてる事例もたくさんある気がしますし、うーーーん。。。
コレに関しても、管理人としては疑問符が浮かびます。
月明かりというと薄暗いイメージがありますが、街頭のない山の中で満月の光を見ると実はかなり明るく感じます。
照度計などで測ったわけではありませんが、よっぽど照明直下とかでなければこの微妙な光でコケの発生につながるとは思えません。
(居間においてある事例で綺麗に管理されている場合もあることがこの要因だと考えています)
ただし、この微妙な光が延々毎日続くとなると話が変わります。
水草の葉も休眠活動をしていることを知っているかと思いますが、何ヶ月も満月が続くようなことは絶対にありえない関係から、適切な暗さを水草に感じさせて、適切な休眠時間を与えなければ水草そのものの活性が落ちてしまうと考えています。
一例として、ライトを全自動で8時間つけるといったことは意識されている方が多いですが、8時間真っ暗な状態にして水草などの休眠活動を促進するということを意識されている方は少ないのではないでしょうか。
人間がすぐ寝られないように、水草も減光による反射で休眠活動に徐々に移って行くので、居間の微妙な光を感じてしまい適切な時間休眠できていない可能性が捨て切れないです。
朝6時から8時間点灯~13時には消灯していますといいつつ、その部屋そのものはライトがついているor外の光が入っているなどなど。
細かく家庭の環境が把握できているわけではありませんが、”休眠活動をさせる“ことも意識されてみてはいかがかと思います。
③ADAアイアンボトム?
水草の成長が遅いなぁ…と感じ、またソイルも半年が経過するので、アイアンボトムを
6箇所程度埋めました。この後コケが出始めたような関係ないような…と判別できず。。
※観察不足ですね。。。時間が経てば収まるだろうくらいに思っていました。。。
とのことで、鉄分主体の肥料のようですね。水草の必須栄養素を、鉄分でコーティングした追加用の固形栄養素です。底床に深く挿し込むことで、豊富な鉄分がクリプトコリネやエキノドルスなどの根から吸収され、葉の色を鮮やかにします。
この施肥についていくつか疑問符があります。
まず、水草の生長が遅いと感じ鉄分主体の肥料を施肥したことですが、鉄分は過剰に水槽内に残存するとカリウムなどの吸収阻害を起こすことが知られています。
少し話がポゴステモン・ダッセンしますが、上記されています水槽はソイルを低床としてご利用されているようですが、ソイルにはもともととして水草の生長に十分なだけの栄養素が含まれた状態に加工されています。
また緩衝作用が働くため、水質がPH6.5程度に維持され易い環境を作ります。
(緩衝作用は赤玉土などでも作用することが分かっています)
結果的に立ち上げ当初から中期的に水槽内の環境を維持し、水草の生長を促してくれるのです。
しかし、現在立ち上げから半年を超えていらっしゃるとのことで、ソイルの持つ緩衝作用が弱まってきているor無くなった状態になっていないでしょうか?
(これは水換え直後から水質を計り、どの程度で水換え直前の水質に戻るか定期的に計測する必要があります)
合わせて、ソイル内に含まれていた栄養塩がある程度吸収され、水槽内で要求されている栄養素に偏りが発生してきていることと拝察します。
この要素を踏まえると、水槽内の栄養素が不足しているところへ鉄分の過剰投与&緩衝作用の低下による水質の急変が起きている可能性があります。
また、生体への餌の量についても少し。
施肥の仕方を読ませていただくに、コケの発生を嫌って窒素、リン酸などは徹底排除し、生体への餌も絞って与えている状態だと考えられます。
管理人は肥料としてカリウム主体のイニシャルスティックorテトラクリプトの他に、窒素主体(リン酸も含まれています)のカミハタスティック肥料を施肥します。
この状態で有茎草たっぷりの60cm観察&ストック水槽で生活するお魚さんたちにはかなりの量の餌を投入します。
たぶん底に沈んだ餌が食べきられるまでには5分~10分程度かかっているのではないかと思います。
この状態で月単位で薄っすら緑藻が発生してるかな?くらいですので、もしかしたら窒素、リン酸などの全体的な肥料不足が水槽内で起きているかもしれません。
あくまで推測の域をでませんが・・・。
結果的に栄養素の全体バランスが崩れる→水草の生長が悪くなる→コケが余った栄養素で成長→葉の表面を覆われ光合成障害→水草の~となっている可能性があります。
④底面の水流が強い?
…と思いましが、アップされた動画を拝見して、多分そんなことはないと確信しました。
動画より水流は弱く、mute sなのでどのみちパワーもないので。
水流に関しては動画を見ていただけたようで、それと比較してとのことであれば問題は無いように感じます。
ただ、一応として聞いていただきたいのは、現在冬のこの時期において、どういった形で水槽を保温されているか分かりませんが、水槽内の水温や全体的な水の対流は問題なくできているか確認されたほうがいいかもしれません。
かなり弱めた水流で60cm水槽を維持されていると、レイアウト品や水草の生長などによって十分水が循環せず、水槽内で水温差が発生しているのではないかなと思います。
こうなると水温が適切でない箇所=循環が少ないので酸素濃度も薄い=水質に影響が出るといった状態になりかねません。
確認方法としてはメチレンブルーなどがあれば1滴だけ投入して、その靄がどのように動くかしばらく観察するなどがあるかと思います。
少しそれますが、こちらでより詳しく記事にしているのでよければどうぞ!
冬の加温と低床の関係。
⑤低床掃除のサボリすぎ?
ソイルを選択したことの後悔もあるのですが、低床はコケが発生した際に掃除した程度で、
あまり弄っていません。前景草もそれなりにあるので、耕すスペースも少ないですし。。。
コレに関しては本当に断言できますが、絶対にありえません。
何年単位で上澄みのみの水換えを続けたとかでなければ無視できるレベルです。
耕すという概念も、基本的に低床砂利or砂などを選択された場合に限ります。
ソイルの粒を潰してしまうくらいなら全く弄らないくらいの心持で生物濾過補助システムは維持できます。
もしやるのであれば、プロホースなどのパイプを低床に突き刺さず、表面に当てて上がって来る汚泥のみ吸い出す程度で大丈夫でしょう。
というわけで、掃除ついでになります。
現在コケ発生に伴い水換え回数を増やしているようですが、この行為に関して少し意見させてもらいます。
そもそもとしてソイルの緩衝作用が弱まっていることを前提としますが、この緩衝作用の低下により水質がこれまで水草の育ってきた水質が維持できなくなっていると思います。
そこへ来てのこれまでとは違う水換えによって、余計に水道水のPHに引っ張られ中性~弱アルカリ性のPHとなっていないでしょうか。
例えばPH6.5で半年維持していたところをここ2ヶ月でPH7.3にしたとしたらかなりの変化になります。
緩衝作用の働くソイルであっても、それは有限なので注意が必要かと。
ソイルで育てたことのない管理人がなに言ってんだと思われてしまいそうですが、一意見として小耳に挟んでおいていただけると幸いです。
全て妄想の域ではあるのですが、そんな想像をしています。
ただ、記事を拝見すると、管理人さんでも換水頻度を下げるとコケが出てくるとの内容も
あったので、前向きに捉えてはいます。
※コケなんて放っておいても生えない環境のように、勝手に想像してしまっていました。笑
生物濾過補助システム自体は、大変気に入っているので、今後も続けたいと思いますが、
なんせ仕事終わった後にはパワーが残っていないので、できるだけ管理の楽な環境を
わがままに目指していきたいと思います。笑
そうですね笑
放っておけばやはり不調をきたしてしまいますので、手を入れ気持ちを入れ、管理させてもらいっています。
ただ、換水頻度を落とすことが=コケの発生原因ではないとだけお伝えさせてください。
あくまですべてのバランスが”丁度ええ”状態でなくなってしまう要因の一つが水換え頻度の変更であると考えていただけるといいかと思います。
(施肥量を増やしている水槽、エビ貝だけで施肥もほとんどしない水槽で水換え頻度は全く違います)
どうしても維持していると弄りたい症候群が発病してしまいますが、いつもどおりをそれなりに確立し、大きくそれないように管理するようにしています。
例えば肥料を変えるときはその他は変化させないよういつもどおりの水換え、餌やりを続ける。
水換え頻度を変えるときは施肥の方法、餌やりはいつもどおり続ける。
こうすることで何が原因で変化したかはっきりさせ易いというのもあります。
水換え頻度と施肥を同時に変えるとどっちが悪いのか、どっちも悪いのか判断できなくなってしまうのではないでしょうか。
以上になります!
少し否定しがちな意見となってしまい申し訳ありませんが、少しでも参考になってくれるとうれしいです。
ぜひぜひ、生物濾過補助システムでのアクアライフを一緒に楽しんでいきましょう!
さて、とんでもなく長くなりましたが、今回はここまでとします。
また次回の記事にて。
ありがとうございます!記事にまでしていただき感激です!
今回で、いろいろとヒントを頂くことができたように思います。
・水温については、ヒーター24Cで設定しています。
当方札幌に住んでおり、寒いと思われがちなのですが、全室暖房で
24時間ほぼ同じ温度を維持できるため、温度差は心配ないと考えています。
※北海道の家は、暖房設備万端なので逆に暖かなのです…笑
・PHについては、暫くサボっていたので、早速見てみます。
ただデジタル測定器は持っていなく、試験紙なので、いまいち色判断が
難しいのですよね…汗
・休眠(暗闇)時間については、私も気にしておりました。
なるべく21時以降は、最小限のダウンライトで薄暗くしているのですが、
夜寝るのが12時過ぎ、6時頃にはカーテンを開けてしまうので、本当の
暗闇時間が少ないのが実態です。
嫁に早く寝ろ!とは言えませんし、悩みどころですね。笑
・水換え、エサ絞るが逆効果の可能性がありそうですね。
有茎草の成長も遅い気がしますし、発想自体の転換が必要な気がしてきました。
栄養絞るぜ(餓死寸前でごめん!笑)からの起点ではなく、水草を元気に成長させる
ことを起点に考えなければならないということですね。その上でのバランスを考える。
難しいですが試行錯誤あるのみですね。
魚の数も我慢していたのですが、もう少し増やしてみようかな!
・追肥については、鉄分が入っていないマルチボトムというのがありますが、それに
鉄分をコーティングしたものがアイアンボトムと読んだため、どうせなら鉄もあった
方が良いか~。赤系水草そんなにないけど。笑 的な発想でした。
追肥は、、微量から観察しながら注意深く行うようにしてみます。
ということで、いろいろ試行錯誤するネタを頂きました。
それにしても良い世の中になったなぁと感じます。
当方、職業はシステムエンジニアなのですが、実はプライベートは職業アレルギーで
SNS等も一切やらない、むしろITを否定する始末なのです(笑)。しかしこうして有志の
方が情報を発信していただけるお蔭で、本来であればお店に行かなければ知る
ことができない情報や知識を得ることができる現実だけは、素晴らしいと思います。
今の水槽立ち上げ前に、このブログを知っていればソイルは使わなかった…笑
これからも楽しみにしております。
でも管理人さん、いつかソイル水槽も立ち上げてくれたら嬉しいな…と(笑)
駒草園ブログでは、時々ソイル水槽もあり、砂利とミックスで使用している記事を
読んでマネしたのが私の今の環境ですので!
読んでいただけて、さらに多少なりともヒントとして活用していただけそうで書き手冥利に尽きます!
室温ごと温められるなんてなんて贅沢な環境なんでしょうか。。。。(笑)
それでは温度に関しては本当に無視して大丈夫ですね!
実はデジタルPH測定器で必要なのはその水槽の正確なPHではなくその日内or日々の変動値だと私は考えていて、なので安い1000円くらいの測定器を購入して使用しています。
これで計るのはたとえば毎朝同じタイミングのPH(一例として、CO2添加直前とCO2添加からしばらくしてからなど)とその値のズレが水換えや、液肥投入などで変動するかおおよ数値化してくれるのが大切です。
なので例えばPHが7.2でずっと維持してきた水槽で増えた水草であれば、その水草の適正水質でなくてもそのまま維持できる可能性が高いですし、返って水質を弄ろうと工夫することが水質の急変につながったりするので、水草を溶かす原因になったりします。
これは結局のところ試験紙でも一緒で、この値くらいだからなにかしなきゃではなく、毎日この値だからOKくらいの気持ちで十分だと思います。
(ただし、これも低床砂利などのパターンなので、ソイルは記事に書いたとおりの変動が発生していないか確認する必要があり、変動していたらたぶん不調の原因はその変動幅にあると思っていただいていいかと思います)
休眠時間についてはたしかにご家庭の兼ね合いも出てくるので難しいですね。
自分の場合は水槽のある部屋でPC作業などを夜中にしているのと、室温が低いので水槽の保温も兼ねて暗幕を自作(と言ってもタオルに針金かませてひっかけてるだけ)を使っています。
ちょっとオシャレなタオルなどを暗幕に利用されるとそれはそれでアンティークな家具になり雰囲気もありますよ!
もしくは、水に強く、軽く、丈夫なプラスチックダンボールとS字フックで水槽の縁に引っ掛けるパネルを作ることもオススメします!
なにかの参考になれば!^^
水換え、施肥、餌やりは毎日の繰り返しと観察、そしてもっともトータル的な時間がかかる作業なので本当に工夫し、自分で試してみるしかないのが現状かと思います。
棲んでいる地域の水道水がどこから来ているのか、それこそネットですぐ分かるので調べてみるのも面白いです。私は東京のコンクリートジャングルで育ったので、今住んでいる地域の水源を観察しに行き、お魚さん、ヌマエビさんなどなど泳いでいたのに感動しました。東京の水も綺麗な水になったとは言っても、風景などなど合わせて、風情ある綺麗な水でした。
飼育魚の数に関しても、思っているよりもにぎやかくらいの方が有茎草は気持ちよく育っていく気がします。ただし、陰性水草(とりわけミクロソリウムなどの清涼な水質に自生するタイプ)は少し障害が発生する可能性があります。クリプト、エキノなどは逆に低床が肥え肥えの方が大きく立派に育ちます!
施肥は楽しむしかない!と思ってます(笑)ホントにちょこちょこと弄ってみて様子を見るが最適解なのは間違いないです。
本当にその通りですね。私も私生活、職場など含めアクアリウムの意見交換ができる人は一切いないので、こうして意見を交わし合うことができる場はとても楽しめます。
職業病といえば私はホテルに出向している関係で、接客疲れか休みの日はなるべく他人と会いたくない気分になりますね(笑)
そういった仕事が私生活に影響を与えることはいいこととは思えませんが、仕方ない部分はありますよね。。。
なので、気が向いたときでいいのでのんびりブログ読んでくださいね!
そうですね!水槽が増やせればいいのですがそう上手くいかないので、いつとは断言できませんがソイル水槽やってみたいです^^
ちなみに、駒草園さんは「ソイルも使わないと、業者のおにいちゃんに怒られちゃうからね~(ニヤリ)」と言っていました(笑)
それはそれで大きな水槽も、小さな水槽も同じように美しい水がたゆったっていたので、結局は管理者の腕前次第なんだなと痛感しましたが・・・(笑)