どうも、おはこんばんちは。
これから水草水槽を始めようという皆様へ向けて。
どうしても初期投資の大きくなりがちなアクアリウムを始めるには、家族やお財布と相談しなければいけないことが多いかと思います。
そういった相談(実力行使)で重要な要素として、初期投資費金額合計があります。
いったい幾らあれば水草水槽を始められるのか。
「いったい幾ら掛かると思ってるの!」といわれたときに「○○○円だ!!」といえるだけでどれほど説得力が増すことか。
そして、いざ交渉!となったときにどれほど心強いか。
ということで、早速ではありますが管理人がオススメしている生物濾過補助システムによる水槽立ち上げに必要な総額を計算していきます。
生物濾過補助システムについて、こちらもぜひ一読ください。
・低コスト本格派水草水槽①はこちら
・低コスト本格派水草水槽②はこちら
・低コスト本格派水草水槽③はこちら
・低コスト本格派水草水槽④はこちら
まずは水槽です。
水槽は様々な種類がありますが、昨今のレイアウトブームでガラス水槽が格安で販売されているケースが目立っています。ガラスの透過度、シリコン処理、水槽以外の備品がセットになているかどうかなどで値段が変わります。
![]() | GEX お一人様1点限り グラステリア600水槽 (60×30×40) 60cm水槽(単体) ジェックス【HLS_DU】 関東当日便 価格:4,620円 |

値段、水槽サイズ、ガラスの透明度などのバランスがよく、コストパフォーマンスが優れた水槽です。
特に低床を厚めに敷く生物濾過補助システムには、高さ40cmという少し規格水槽サイズよりも大きいこの水槽がピッタリです。
合計金額4,620円
次は照明です。
照明の明るさは実は強ければ強いほどいい、というわけではなく、水槽内の植物数、種類、co2添加具合、肥料の量などによって変わります。余りにも強すぎる照明は初心者の方にはコントロールが難しく、コケを蔓延させる原因となってしまうのです。
過ぎたるは及ばざるが如しです。
詳しくは別記事を起こしたいと思います。
![]() | GEX クリアLEDパワー3 600 60cm水槽用照明 ライト 熱帯魚 水草 関東当日便 価格:5,980円 |
管理人が実際に今使用している照明で、これ一灯で十分水草を育てることができると確信を持ってオススメできる商品です。
また、照明は一定の間隔で定期的に点灯、消灯を繰り返すことが水草や魚の健康のために重要なのでタイマーも一緒に買いましょう。
![]() | リーベックス 24時間プログラムタイマーII PT25 タイマー 関東当日便 価格:727円 |

管理人も使っています。
合計金額11,327円
次は水槽台です。
どうしても安い物を求めてアングル台や家具の上などに水槽を置かれている方を見かけますが、ここはケチってはいけない場所です。水槽台のゆがみでガラス水槽に亀裂が入り知らぬ間に水が抜けてしまっていた、ではすまない問題がその後湯水の如く湧いてきます。
美しく育てあげた水草水槽の残骸を片付ける虚しさ、床などに痛みが出てしまえば補修が必要になります。
折角、長期維持こそ本領を発揮する生物濾過補助システムを活用するのですから、長く安定して設置できる専用の台を買いましょう。
![]() | コトブキ 水槽用 キャビネット プロスタイル 600 S (黒) NEW 水槽台 価格:6,980円 |
と脅しを掛けつつも、実は思ったほど高くない専用水槽台がいくつかあります。
![]() | GEX 水槽台 60cm水槽用組立2段台 ブラック 60cm水槽用(キャビネット) ジェックス 関東当日便 価格:2,670円 |

ただし、注意点があります。
それは、水槽台自体の重量がないので、上段に水槽一つ置くだけのスタイルですと安定感がなくなるだけでなく、重心が上に傾きすぎてちょっとした地震で倒れてしまう可能性があるということ。
この水槽台は上下二段に水槽が置けるので、2段置きを前提として二つ水槽を置きたいヘビーユーザーにオススメです!
もしこちらを使われる場合は厚さ2cm以上の天板を水槽と台の間に敷きましょう。
もちろん、滑り止めマットなどを水槽台、天板、水槽すべての間に敷くことを忘れないでくださいね。
天板代などを含めて計算すると、水槽一つ置きでのコスパはキャビネットタイプとなりますので今回はキャビネットタイプの料金を合計金額に含めます。
合計金額18,307円
次は低床です。
管理人は富士砂を低床として使うことをオススメしています。風合いが自然で多孔質な形質がまさに生物濾過補助システムにピッタリです。
園芸店やホームセンターで売っている富士砂(この名前で売ってます)を自己選別すれば10kgで400円もかかりません。
という人は詐欺師です。
園芸用の富士砂は粒が揃っておらず大小さまざまなので、選別すると使えるサイズ(2~3mm)は10kgから5,6割り程度しか作れません。
60cm水槽にはおおよそ8~10kg程度の富士砂が欲しいので最低でも2袋購入が必要になります。
さらに選別用のふるい、選別品を分けるバケツ等、膨大な作業時間、腰や指先の痛み、富士砂の汚れを取る反復作業・・・。
全く割りに合わないです。
管理人のように、もう選別作業すら愛おしい、選別後の大小富士砂にも用がある人以外は購入してしまいましょう。
![]() | 価格:2,350円 |

洗浄だけはどうしても手間が掛かりますが、道具を一から購入して選別からやるよりは圧倒的に時間短縮含めコスパがいいです。
1袋購入するだけで60cm水槽に必要分を揃えることができるので、こちらの商品をさくっと買ってしまいましょう。
合計金額20,657円
次は底面フィルターです。
生物濾過補助システムの根幹たる濾過装置です。生体飼育向け上部フィルター、水草水槽向け外部フィルター、小型水槽向け外掛けフィルターなどなど言われておりますが、水草水槽において水槽の外にわちゃわちゃ置く無粋さたるや。
自然を切り取るからこそ、その周りは合えてシンプルに飾る。
これこそインテリアです。
底面フィルター自体は大変安く、どの製品を買っても性能差はほぼ無いといって差し支えありません。
![]() | ニッソー バイオフィルター45(赤パケ) 45cm水槽用底面フィルター 関東当日便 価格:570円 |

さらにパイプ部分はステンレス棒を別途購入しインテリア重視へ換装しています。
しかし、結局のところ育った水草の影に隠れてしまうので、初期の見た目だけです。
素直に純正のまま使って全く問題ありませんので、一番最初はシンプルにそのまま使ってしまいましょう。
合計金額21,227円
次はエアーポンプと周辺備品です。
生物濾過補助システムはエアレーションと底面フィルターでゆる~い水流をつくり濾過バクテリアを助けるシステムとなります。そのシステムを動かすエアーポンプはもちろん重要な装置ですが、これも高価なものなど必要ありません。
強いてあげれば、音が静かだと最高です。
水面をたゆたうエアの音を邪魔しない、そんなエアーポンプならなんでも大丈夫です。
(キャビネットの中にしまうように設置すれば音はかなり消えるので、意外とどの会社の製品でも良かったりします)
あえて条件をつけるとすれば、強すぎるエアーポンプだと水流ができすぎてしまうので、自身の水槽サイズよりワンサイズ小さい水槽向けのエアーポンプを選択しましょう。
それくらいゆるいエアーで十分です。
![]() | 水作 水心 SSPP-7S(エア量固定式) 30~45cm水槽用エアーポンプ おまけ付き 関東当日便 価格:1,090円 |

これは音も静かですし、交換部品なども充実している点、息の長いメーカーという点でとてもいい商品だと思います。
また、エアーポンプから水槽内の底面フィルターへ接続するためのチューブも購入しましょう。
もちろん、付属品でも事足りることもありますが、色、インテリア性、メンテナンス性を考慮して最初から準備することも大切です。
![]() | スドー アクアリウム エアーチューブ ソフト (ブラック) 3m 関東当日便 価格:230円 |
また、汚れなども目立ちにくいです。
![]() | 価格:235円 |
ポンプが停電などで止まった際、サイホンの原理で水槽内の水が抜けていってしまう事故を防止できます。
![]() | クリスタルジョイント U型(L40×W10×L40mm 外径6mm U字管) 1個 6mmエアーチューブ用 関東当日便 価格:720円 |

意外と水槽を上から覗き込んだりするときに気になったりします。
少しメカニカルなインテリアにしたい場合は値段が張りますが、ステンレスのジョイントパーツも販売されています。
合計金額23,502円
次はヒーターです。
これも、熱帯地域出身の水草や小型美魚を育てる場合は必須アイテムとなります。様々商品がございますが、ここをケチってしまうと水槽台と同じく折角育てた水景を台無しにしてしまう可能性がある重要ポイントなので、予算の限りいい物を購入したいところです。
![]() | ニッソー NEWプロテクトプラス 300W 《ヒーターの交換ができるエコタイプ》【観賞魚 水槽 ヒーター】 価格:5,500円 |

温度固定の物は値段が安いですが利便性が悪いので、実質的なコスパは変温機能付のヒーターに軍配が上がります。
またサーモスタットとヒーターが分離しているタイプは、ヒーター故障などのトラブルがあってもサーモスタットは使えるなど、費用を抑えることができるのでオススメします。
合計金額29,002円
さて、ここまでの商品をそろえると合計金額29,002円です。
通常はココに、照明2灯目約6,000円、外部フィルター代約15,000円、co2添加器具類計15,000円などなど掛かってきます。
しかし、生物濾過補助システムにはそういった備品は一切不要です。
よって合計金額29,002円あれば本格的な水草水槽を立ち上げる準備が整います。
一般的なサラリーマンの平均小遣い/月が35,000円くらいです。
そして月飲み代が20,000円いくかいかないかとのこと。
2ヶ月節約すれば立ち上げ準備完了ですね。
大学生あたりならもっと簡単にこの費用を捻出できるかもしれません。
一旦そろえてしまえば、月約1500円程度で維持していくことができます。
これは実際に管理人の水槽維持費を月で算出した数値なので、ほぼほぼ同じような費用で日本全国の人が維持できると考えています。
どうですか?
こうして費用として起こすと、意外といけるかもしれないと思いませんか?
もちろん、魚を育て、水草を栽培し、レイアウトする、そういった楽しみがアクアリウムです。
これらの費用は別途必要ではありますが、焦ることはありません。
なぜならもう貴方の手元にはそれらを存分に楽しむだけの設備が整っているのですから。

さて、大変長くなりましたが今回はここまでとします。
また次回の記事にて。